鍼とお灸でできること【足がつる、こむら返り】
足がつる原因としては、「胃腸障害」「たくさんの汗をかくことによる水分不足やミネラル不足」「身体の疲れ」「身体の冷え」「足の筋肉疲労」「運動不足」「ストレス」など様々な要因が考えられます。
鍼灸治療でもそれらの要因をケアし予防することができます。
鍼灸施術
「胃腸障害」・・・消化器系のツボを刺激し働きを活発にする。ストレスなどによる自律神経の乱れを整えて胃腸の働きを
正常に戻す。エネルギー不足で弱った胃腸の働きを正常に戻す。
「身体の疲れ」・・停滞したり巡りが悪くなっている気血を全身にゆきわたらせることにより疲れが改善します。
「身体の冷え」・・停滞したり巡りが悪くなっている暖かい気血を全身にゆきわたらせることにより冷えも改善されます。
「足の筋肉疲労」・全身に気血がよく巡ることにより老廃物(疲労物質)が除去されやすくなります。
全身の鍼治療でいろいろ乱れたものが整っていきます。
お灸でセルフケア
基本はふくらはぎにある”承山”というツボですが、”足三里”を日頃からケアすることで足が強くなり予防にもなると言われています。
”承山”(しょうざん)・・・かかとからアキレス腱に沿ってふくらはぎの方へ向かって指で押していくと
アキレス腱とふくらはぎの筋肉の境目で指が止まるところがツボです。
”足三里”のお灸
このお灸は、ご自宅でセルフケア用にも使える簡単なお灸です。
紙の台座に圧縮もぐさが付いていて、台座の裏がシールになっているので少々動いても落ちないようになっています。
もぐさに火をつけてツボに置きます。もぐさが燃えきるとじわじわ熱が伝わってきます。(台座は燃えません。)
熱すぎたらすぐにお灸をとってください。ちなみに、流れが悪い箇所ではあまり熱さが感じられません。
これで1個が終わりです。この調子で同じ箇所に3〜5個ぐらいお灸をしてください。
私事の実体験
何を隠そう私も夜中に足がつって起きることがありました。
そのときに検索で調べた結果、そこそこ歳をとると寝汗をかき水分不足やミネラル不足になり足がつるとの事。
じゃあという事で考えた結果、「そうだ寝る前にポカリスエットを飲もう」でもたくさん飲めば夜中トイレに起きるから
まず、2口3口ゴクゴク・・・昨夜足がつりませんでした。数日続けて飲まなくなって数ヶ月。
また足がつりだしました。
私も鍼灸師、今度は”足三里”にお灸を据えてみました。
これまた効果てきめん、夜中足がつるのがおさまりました。今でも時々”足三里”にお灸を据えています。
夜足がつる時の対処法、水分不足とミネラル不足にはスポーツドリンク、冷えには”足三里”のお灸。
この二つは実体験済みですのでおすすめです。